こんにちは、ELSA(EL_SA_84)です。
歯の詰め物・被せ物(いわゆる銀歯ってやつですね)が取れてしまった経験はかなり多くの方が経験があると思います。
でも、取れたのが旅の途中、しかも海外、しかも治療費の高い国となると、ぐっと経験者は少なくなると思います…
そんな焦りに焦る経験をハワイでしてきました(泣)
参考になれば幸いです。
歯の詰め物が前触れもなく取れたのはアメリカ・ハワイで
ハワイで過ごすことに慣れてきたある日の午後、現地で知り合った日本人ご夫婦と一緒にランチをしながら楽しくおしゃべりしていました。
人見知りの私ですが、ハワイのおおらかで開放的な空気の中でリラックスして話していた…その真っ最中、突然口の中に違和感が。
イヤーな予感がして、ご夫婦に悟られないようにそっとナプキンを口にあてます。
ぽろり。
その瞬間、きらりと光る銀色の物体が。そして口の中に広がる不快な舌触り。
嫌な予感は当たりました。歯の詰め物が突然取れたのです。
頭の中が真っ白になりました。
海外で歯医者=超高額!のイメージが頭の中を駆け巡ります。
そして「なんで???」という気持ちでいっぱいに。
なぜなら、その時に食べていたのは、これ以上ないくらいやわらかい食べ物の代表「ロコモコ」だったからです。
固いものを食べたわけでも、歯にくっつくものを食べたわけでもないのになぜ、なぜ、なぜ詰め物が取れるんだぁーーーー!!!
ここでロコモコを食べました…
歯の詰め物がハワイで取れた場合にまずすべきこと
歯の詰め物が取れて真っ先に頭に浮かんだのは、保険会社に連絡すること。
歯=歯医者=治療費=高額=保険!ということで、動転しましたがとにかく急がねば。
【私の場合】楽天ラウンジに駆け込んだ
楽天カードを持っていて、楽天カードでハワイ行きの航空券の決済をしたのでカード付帯の海外旅行保険が適用されることは確認済みだったので、とりあえずワイキキのDFSにある楽天ラウンジに行きました。
楽天ラウンジは日本の楽天が運営しているので、日本語が普通に通じます。というか日本人スタッフばかり。安心です。
さっそくスタッフさんに事情を説明しましたが、歯が取れたと歯医者以外の場所で細かに説明するのがこんなに恥ずかしいものなのか…とトホホ体験でした。まぁ、そんなことも言ってられないのだけど。
楽天ラウンジ経由で日本の保険会社と国際電話した結果
楽天ラウンジのお姉さんは歯の詰め物が取れたと説明してもまったく笑うことなく、丁寧に応対してくれて感動。
楽天カードを掲示・確認後、提携している日本の保険会社に国際電話をかけてくれました。
ハワイ・日本間の、雑音交じりの国際電話で日本にいるスタッフさんと話します。声が遠くてよく聞こえない…何度も聞き返したり聞き返されたりして、説明を聞きました。
アメリカの歯医者の治療費って高いイメージだから、カード保険が適用になるのか?ならないのか?一言も聞き漏らせません。
保険会社の方いわく、
詰め物が取れたのが虫歯のせいならば、カード保険適用外つなり治療費が全額自費になり、おそらく10万円以上もしくはそれ以上請求されるかも
しかし食べ物が引っかかって取れただけで詰め直せばいいだけならば、カード保険適用になる
とのこと
つまり、一か八か歯医者に行ってみないと治療費にいくら請求されるかわからない、と、ロシアンルーレット状態であることをはっきり言われました(恐怖…!)
しかもさらに悪い条件が重なりました…
歯の詰め物が取れたのが「ハワイの土曜日の午後三時」という最悪のタイミング
日本語の通じる歯医者さんはハワイにもいくつかあります。
楽天ラウンジのお姉さんが教えてくれたのは「山田歯科医院」「ホノルル歯科医院」です。
日本人のドクターがいて安心だそう。
しかし、どちらも診療時間は土曜の昼まで、もしくは15:30まで。日曜日はもちろんお休みです。つまり、日本語の通じる歯医者に行きたいなら月曜日まで待たなくてはいけません。しかも月曜日は帰国日。
歯の詰め物が取れたのは、穏やかな土曜日の午後の、日差しの気持ちいい穏やかなハワイ。しかし、今から一日半も歯医者はお休みです。
歯の詰め物が取れさえしなければ本来最高の一日となったはずが、あと丸二日も歯抜けの状態で過ごさなくてはいけないとわかってがく然としました。
最悪のタイミングだ…
楽天ラウンジのお姉さんは「土日もやっている歯医者さんもありますよ」と教えてくれましたが、よくよく聞いてみると日本語OKではないとのこと。
日本の歯医者ですら緊張して、うまく自分の症状を伝えられなくてもどかしい思いをしているというのに、英語で説明なんて無理だよ!と、泣く泣くあきらめ、このまま帰国まで過ごすと覚悟しました。
結局歯の詰め物が取れたまま帰国
取れた詰め物をなくさないようにそっとくるんで、大事に大事に持って、まる二日間歯抜けのまま日本に帰国しました。
ロングフライトの疲れもそこそこに、帰国翌日に行きなれた歯医者に駆け込みました。
日本語も当たり前に通じるし、丁寧親切だし、涙が出そうなくらい感激しました。やはり旅は健康という土台あっての旅なんだなぁとあらためて実感。
しかしほっとしたのもつかの間、詰め物が取れたところが虫歯になっていて歯医者通いの日々に。
しっかり治してもらって、今まで以上に歯磨きに気合が入り、歯磨き補助の道具(フロスやワンタフトブラシなど)をたんまりと買い込んで日々歯磨きに励んでいます。
ハワイで歯の詰め物が取れてしみじみ感じたこと
ハワイといえどもアメリカ、外国。そして急病はともかくとして歯がらみの治療費の高さを痛感しました。
日本を発つときには全く歯に異常がなく、予兆すらなかったため、思ってもみなかったドキドキを感じ…ハラハラ手に汗を握りました。
しかし、今回は帰国三日前に歯の詰め物が取れたからまだ我慢できましたが、これがもしハワイに到着したてならぜひとも歯医者に行きたいはず。
次回ハワイに行ったときにまた歯の詰め物が取れたら、診療費ロシアンルーレットが怖いけれどぜひ日本語の通じる歯科医院に行ってみたいと思います。
(そもそも何事もないのが一番だけど)
そして絶対に海外旅行保険は必要だということも改めて感じました。
私はクレジットカード付帯の海外旅行保険を使うつもりでしたが、事前にネットで格安で海外旅行保険に入れます。割高ですが旅行会社や出発前の空港でも入れますね。
いつも無意識に利用していた日本の保険診療制度のすばらしさとありがたさが身に染みて感じられたハワイ旅となりました。これからはまめに歯医者に通おう(決意)。
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