こんにちは。ELSA(@EL_SA_84)です。
日本にはない、「チップ」という風習。
先日初めてハワイに行き、この(日本人にとっては)謎の習慣に翻弄されてきました。
チップとは?はっきりとした正解がない習慣
ハワイへ行くにあたり色々下調べをしていく中で、どうしてもぼんやり感がぬぐえないままだった「チップ」という習慣。
チップとは……(ELSA調べ)
基本的には、「サービスを受けた時」に支払うもの
レストラン、ホテル、タクシーなど、あらゆるサービス業の人たちがチップを受け取る
チップの目安は、支払い料金の15%~20%が目安
良いサービスを受けたと感じたら上乗せすべし
ワイキキなど、日本人観光客の多いエリアではチップ代を店側が決めて請求してくることもある
ファストフードやフードコート、セルフ式のカフェなどではチップ不要
調べれば調べるほど頭がこんがらかり、チップ制度に大いに腰がひけたわたしは決意。
チップってよくわからないから、チップのいらない店でだけ食事すればいいよね。
セルフのカフェと、フードコートと、あとはコンビニで買ってビーチで食べればOK!
貧乏旅なんだし、それでいいよね。
なんとも情けない思考パターン。そんなへっぴり腰のまま、ハワイへ。
『そもそもチップがいらない店』での失敗【フードコート編】
フードコートでまさかのチップ要求
初めてのハワイ、2日目。
ハワイに到着したばかりでとにかくチップに慣れていなかったので、チップ不要の場所で食事をとることに。
ワイキキにあるロイヤルハワイアンセンターのフードコートに行きました。
ハンバーガーショップで7.99ドルのハワイアンバーガーを単品で頼み、お会計を待ちます。
と、ここで思いもよらないことが。
チップなしの明朗会計でわかりやすいのが売りのフードコートですが、そこのレジで渡されたのは、バーガー代が印刷されたレシート。と、ペン。
え?ペン??(嫌な予感)
よく見ると、合計金額(ハンバーガー代)の金額のすぐ下に『TIP』と書かれた空欄があるのです。
そこに何かしらの数字を書くように、ということのようです(ようです、というのは、レジのお姉さんの英語が早口で聞き取れなかった)。
え?え??
TIPってチップのことだよね?
チップ払えってこと?
フードコートってチップいらないんじゃないの???
(混乱)
混乱し、テンパり、一気に頭に血が上るのを感じました……
チップなんて生まれてこのかた払ったことがなく、チップの予習もそこそこに逃げるようにやってきたフードコートで、チップに詳しい同行者もいない、誰も頼れない状況。
後ろにはほかのお客さんが並んで待っている。
そんななか心の準備もなく、いきなりチップを要求されているらしきこの状況で、軽いパニックになりました。頭の中は「???」でいっぱいです。
フードコートはチップいらないなんて、嘘じゃないかーーー!!(泣)
そして何を思ったか、7.99ドルのハンバーガーに対してチップを『2ドル』と記入し、戸惑い震えながらなんとかお会計を済ませました。
ELSAの(付け焼刃)チップ知識:
チップの目安は、支払い料金の15%~20%が目安
ファストフードやフードコート、セルフ式のカフェなどではチップ不要
この予備知識があったにもかかわらず、たった一個のバーガーに対してなんと25%もの高額なチップを払うという、謎の大盤振る舞いをやらかしました!
完全にアタフタしてテンパっていましたね。
やってしまった……(涙)
とはいえ、チップを払ったのは自分、チップの金額を決めたのも自分。
ぼったくられたわけでもないし、だまされたわけでもない。
それでもどうにも腑に落ちなくて、悔しくて、いったいどうすればよかったのかもわからず、落ち込みながらハンバーガーをほお張りました。
フードコートでのチップ、払う?払わない?【選べる】
繰り返しになりますが、フードコートでは基本的にチップ不要です。
レジ横にチップを入れる箱(日本のコンビニのレジにある募金箱のような箱)がある場合もありますが、そこにチップを入れるかどうかは個人の自由。
(ちなみにわたしがハワイに滞在している間、チップ箱にお金を入れている人は見ませんでした。)
一方で、今回のハンバーガーショップのように、レシートにチップ代を記入して支払うタイプのお店も一定数存在するようです。
今回のチップの件についてどうしても正解を知りたかったので、滞在中に出会ったハワイリピーターのアメリカ人女性に聞いてみました。
フードコートでハンバーガーを買ったら、チップ代をレシートに記入するようになってたんだけど。これってどうするのが正解なの?
その答えは。
「フードコートなんだからチップは払わなくていいわよ。
チップ代を記入する欄?ゼロって書いておきなさい。
どうしても払いたかったら、払ってもいいけど(笑)」
なんと、“チップ代はゼロと記入する”という答えが返ってきました!
彼女いわく、“無理なオーダーを聞いてもらったりしたらチップ払えばいいの。ただバーガーを買っただけでしょ?それなら払わなくていいわよ、だってフードコートなんだもの”とのこと。
アメリカ人の彼女に力強く背中を押され、ひと安心。
チップについてひとつ詳しくなった瞬間でした。
『チップが必須の店』での大失敗【素敵レストラン編】
雰囲気最高のホテルレストランでのチップ払い忘れ事件
ハワイ最終日。
コンビニやフードコートでの店員さんとの英会話にも慣れてきたころ、急に思い立ちます。
明日には日本に帰るんだし、一回くらいビーチサイドのホテルのレストランに入ってみたい……!!!
毎日フードコート・テイクアウト・コンビニのローテーションで食事を済ませていたため、同じような味に飽きてきていたので、むくむくとチャレンジ精神がわいてきました。
とはいっても高級ホテルのレストランに一人で入る勇気があるわけでもなかったため、ネットで調べた末に『一人でも入りやすい、カジュアルなレストラン』かつ『空いていることの多い夕方の早い時間(通称ハッピーアワー)』にチャレンジすることに。
大好きなビールと辛さのきいたチキンをいただき、ハワイの西日にあぶられながらもご機嫌に過ごし、いよいよ緊張のお会計です。
手元にある、レシートが挟まれたホルダーを確認。
チキン手羽元 6ドル
ビール 5ドル
Taxesは税金です。
合計 11.52ドル。
ここにチップが追加されます。
今度こそ、チップ間違えないぞ……!!!
ごていねいにも、レシートの下に『18%のチップなら合計13.50ドル』『20%のチップなら合計13.72ドル』と印刷してくれています。
18%に決め、13.50ドルにペンで丸をつけます。
これでわかってくれるよねっ……?
本来であれば支払いはクレジットカードがスムーズかつスマートなのですが、この日はハワイ最終日でUSドルが余りぎみだったため、現金で支払うことにしました。
20ドル札をホルダーから少しはみ出るようにはさみ、サーブしてくれたウエイターさんに声をかけお会計をお願いしてホルダーを渡します。
待つことしばし……
先ほどのウエイターさんがおつりとレシートを持って来てくれました。
笑顔でお礼を言い、受け取ります。
完璧にできたー!!!( ̄▽ ̄)
……と、思ったのですが。
どうにも、おつりが多いような……???
あれっ!?チップ分、取られてないじゃないか!!!
18%のところに丸しておいたのに!!!
ちゃんとチップを渡さなくちゃ。
お酒も頼んだし、笑顔で応対してくれたし、ちゃんと渡したい!
キョロキョロと先ほどのウエイターさんを探しますが、見当たらず。
レストラン内は広く、どんどん混んできています。
どのウエイターさんもとても忙しそうに動き回っていて、話しかけることもできず。
またもやテンパり、おろおろしたあげく、そのまま出てきてしまいました……
今思い出しても、反省、後悔。
冷静になって考えてみれば、テーブルの上にチップ分のお金を置いて出ればよかっただけのことなのですが、この時はその選択肢が思い浮かばなかったんですよね。
しかし結果的に1ドルもチップを渡せなかったことは事実で、チップの苦い失敗がもうひとつ増えてしまいました。
ウエイターさん、チップ払わないで出てきて本当にごめんなさい……
チップって難しいね……
教訓まとめ:チップは払い過ぎより払い忘れに注意しよう
日本人には不慣れなチップですが、観光地でサービス業に携わる彼らにとってはとても大切な収入源のひとつです。
払わなくてもいい場面で払ってしまってぼったくられたような気持ちになったとしても、そこはご愛敬。少しずつ慣れていけばいいだけのこと。
それよりももっと重要なのは、チップを払うべき場面で払わないことです。
今回はチップの失敗を繰り返してアタフタしまいましたが、せっかくの失敗から何かつかみ取って楽しく気持ちよく旅をしたい。
少しの心構えと基本的な知識、そして場数を踏むことでチップのマナーは身につくはず。
次こそはチップで上手に感謝を表現したい!と痛感した初ハワイとなりました。
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