たびくらしごと。へ、ようこそ!
当サイト管理人、ELSA(エルサ)(@EL_SA_84)です。
あなたはきっと、旅が好きで、旅を仕事にすることに強い興味があるのではないでしょうか。
このページに来てくださり、ありがとうございます。
自己紹介
ELSA(読み:えるさ)
1984年、北海道生まれ・北海道育ち。
職業は、旅と暮らしと仕事を融合させることを目指すフリーライター。“travel&lancer=トラべランサー”と名乗っています。
好きなものは旅、飛行機(見るのも乗るのも)、写真を撮ること、深煎りのブラックコーヒー、天井の高いカフェ、紙の本、ビール。
家族構成は父、母、姉、私の4人。
私の旅との出会い
ひどく乗り物酔いする子どもで、家からスーパーまでのわずか3分間で車酔いしてしまう筋金入りの乗り物嫌いでした。
乗用車NG、タクシーもNG、バスはもちろんNG。
田舎に住んでいたので乗り物は必須なのですが、それがひたすらストレスな毎日でした。
そんななか、6歳のときの家族4人での函館旅行が転機となります。
当時札幌市内に住んでいたわが家。両親としては幼い娘二人を連れての札幌~函館間の4時間ドライブは大変だと考えたのでしょう、当時まだ庶民には高嶺の花だった飛行機に乗せてくれました。
そこで驚くようなことが起きます。
大の乗り物嫌いだったわたしが、なんと飛行機では一切酔わなかったのです。
初めて感じる、乗り物に酔わないという感覚。
初めて見る、空の青・海の青・北海道の大地の緑の美しさ。
初めてこみ上げる、どこへでも自由に行けるんだという心の底からのワクワク感。
すべてが夢のようで、札幌丘珠空港から函館空港までわずか45分のフライトながらもすっかり旅のとりことなりました。
6歳のこの体験以降、飛行機とノンフィクション旅行記と空想が大好きな女の子に成長していきます。
10代、旅との破局
成長するにつれて、「世界中を飛び回って生きていきたい」と思うようになっていた私の前に大きな壁が立ちはだかります。
まずひとつ目は自分の体力のなさ。
もともと病弱で体力のない子どもだったため、世界を飛び回るための基礎体力にまったく自信がありませんでした。
インドをバックパックひとつで放浪する、たくましく日に焼けた精悍な男性のイメージしかなかったので「このひとと同じことを自分もやれるのか……?」と不安に。
2つ目は、航空券の高さ。
まだLCCも存在しなかった25年前の日本のこと。
新千歳~羽田間ですら、早割やバースデー割そして株主優待券を駆使しても一万円を下回ることはほとんどなかった時代ですから、海外航空券はいわずもがな。
3つ目は、旅のあいだに必要なお金の問題という現実的な話。
当時はノマドという言葉も複数拠点という考え方も知らなかったので、「仕事をして自分で生活費をまかないながら旅をする」という考え方に至らず。
旅の費用を計算しては、「旅は思った以上にお金がかかるんだな……」と弱気になり、すっかり尻すぼみに。
と、ここまで書いてきて勘の良い方はおわかりかと思いますが、
当時のわたしは自信がないばかりに、「やれない理由」や「やらない言い訳」を探す天才で、ひたすらネガティブな方向に考えていました。
ものすごく自分の人生に遠慮して生きていました。
もったいないですね。
今思うと、「若いのに何を言ってるんだよぉーーー!!」と当時の自分の両肩をつかんで揺さぶってやりたくなりますが……、その時の自分は本気で考えていたんですよ。
20代早々にして、自分をごまかし、だまし、なだめることに全力を尽くすようになっていきます。
嗚呼、もったいない。
自分を封印し“ふつう”に憧れるようになった20代
ほんとうにやりたいことに蓋をしてからというもの、本来の自分自身を差置き“ふつう”“人並み”“一般的な暮らし”を目指すようになります。
ふつうに進学し、
ふつうに就職活動をして、
ふつうに就職し、
ふつうに毎朝通勤し一日仕事をして、
ふつうにひとり暮らしをして、
……
今思い返しても、とんでもなく視野が狭いですが……
それが普通のこと、あたり前のことだと思っていました。
海外へ飛び出そうというかつての勢いもみられなくなり、小さくまとまったわたしは
病弱な体の治療を続けながら粛々と“ふつう”を目指してまい進してゆきます。
ふつう至上主義、どん詰まりに
20代半ばに“ふつう至上主義”に憑りつかれながら就職を果たします。
毎日朝六時に起き、
通勤電車に揺られ、
八時半から五時半まで週五日、超多忙で椅子に座る暇もない職場で働き、
帰宅した後は自分のご飯支度、洗濯、掃除、お弁当作り。
ごくごく普通の20代一人暮らし女性の生活です。
しかし。
頑張って就職したものの、そもそも一日8時間週5日働く体力がないうえに
パワハラのまん延する人間関係にもまれて精神的にやられ、
息つく暇もない目の回る忙しさの業務に忙殺されて肉体的にやられ、
“ふつう”のはずの社会人生活が地獄と化していきました。
それでも持ち前の負けん気の強さと粘り強さでなんとか通勤していましたが、ある日業務中に倒れて医務室に担ぎ込まれ、立ち上がることさえできなりました。
そのとき、はっきりと
“ふつう”になれない自分、そして“ふつう”が合わない自分
に、気づきます。
“ふつう”になる必要はない、とやっと気づく
この事実に気づくのが遅かったため心身ともにかなりダメージを負いましたが、
その後の療養期間を経て『開き直る』というテクニックを身に着けてからは
「もうこれ以上自分を騙して生きるのは嫌だ。二番目にやりたいことじゃなくて、一番やりたいことをやって生きていく。」と決意します。
「真面目にやる」「がんばる」ことが特技だったのを、
どうせならばそれらを「自分の、好きなこと」に対して発揮しようと心に決めます。
このときすでに30歳近くになっていましたが、そのときまっさきにい思い浮かんだのはやはり「旅」でした。
やりたいのは「暮らすような旅」「旅をしながら仕事」
一度封印した想いにたどり着いた、時は2010年代。
格安航空LCCの誕生、
インターネットの普及による情報の取りやすさ、
格安おしゃれホステルの増加、
Airbnbなどの民泊サービスの存在
などなど、
10年前にはなかった・知らなかった便利なことやモノがたくさんあり、こころの中の「やらない理由、言い訳」もこなごなに崩れて消えていきました。
「あぁ、わたしにもできるかもしれない」と、旅をしながら仕事をし暮らすという夢が現実に少しずつ引き寄せられていったのです。
これからわたしが綴っていく旅は、“ふつうの”“大多数の”日本人が経験している“旅行”とは少し違います。
弾丸ツアーではなく、
観光地をひとつでも多く走り抜けるような忙しい旅行でもなく、
インスタ映えが優先の旅行でもなく、
バックパックひとつで放浪する修行のような旅でもなく、
ゴージャスなホテルにお金をつぎ込むセレブ旅行でもありません。
「無理やがまんをしない、ゆったりと暮らすような旅」
「現地在住者ごっこができる、日常との境目が薄い旅」
「仕事をしながら移動する、安全で持続可能な旅」
そんなスタイルの旅です。
2018年、たびくらしごと元年
すでに30代になっていましたが、もう迷うことはありませんでした。
わたしは一度も使うことのないまま期限切れになっていた10年パスポートを取り直して仕切り直し、
「旅×仕事×暮らし」のライフスタイルを送るために大きく舵を切りました。
このブログは始まったばかりです。
30代、旅初心者、ビビり、マジメなひよっこフリーランスのトラべランサー。
どこからどうみても頼りない自分がこれからどう行動していくのか。どんなふうに今の日々が変わっていくのか。
挑戦エピソード、成功のコツやヒント、ちょっと幸せになるお得情報、失敗談ももれなくこのブログに記録していきたいと思います。
2018年、「たびくらしごと。」はじめました。
よろしくお願いいたします!
エルサ