こんにちは、小枝です。
初の香港旅へ行ってきました。

香港は昔は物価が安かったらしいのですが、それも今は昔。
現在は日本よりも物価が高いとのことで、少しでもレートのいいところで香港ドルに両替したい。
そこで、2025年2月時点でのものになりますが、比較してみました。
クレジットカード払い①マスターカード
現金よりもお釣りが増える心配やお釣りをごまかされる心配もないので、現金よりも使える場所ではいつもクレジットカード派です。
私のよく使うマスターカードは楽天カード(ノーマル)。
メインではなくサブカードの立ち位置です。
このカード、今回の香港旅でまさかの使い忘れで一度も使用しませんでした。トホホ…
というわけで、データなしです。
クレジットカード払い②VISAカード
私が普段メインで使っているクレジットカードはエポスゴールドカードです。国際ブランドはVISAです。
VISAのカードは海外で使うと、海外利用手数料が2.2%上乗せされて請求されます。エポスは特に海外旅行保険(利用付帯)が充実しているし、今までも海外ではいつもエポスカードで決済していました。
今回の一例として、ドリンクスタンドで香港式ミルクティー30香港ドルをエポスゴールドで決済し、実際の請求額は595円でした。
1香港ドル=19.833円となりました。
クレジットカード払い③アメックスカード
アメックスカードを持っている人は、香港に行く時は必ず持って行ってください。キャンペーンが行われており、九龍半島から香港島に渡るスターフェリーが安く乗れます。オクトパスカード(香港版Suica)払いや現金でチケットを買うと5香港ドルかかりますが、AMEXカードを改札の係員さんに見せた上でそのカードでタッチ決済すると、なんと1香港ドルで乗れるんです!なんと20円で乗れます。安すぎる。
このキャンペーンはいつまでやっているかは不明ですが、2025年2月の時点ではやっていましたので、もし香港旅行の予定を立てている方で「アメックスカードを持っているけど普段使い用じゃないから置いていこうかな」と思っているかたがいらっしゃいましたらぜひ!持って行ってくださいね。
というわけでアメックスカードで支払った場合、1香港ドル=20円ちょうどの請求となりました。
クレジットカード払い④JCBカード
香港でJCBカードはどれくらい使えるのか。
たまたま手持ちのイオンゴールドカード(国際ブランドはJCB)について調べていたところ、JCBカードは海外利用手数料が1.6%だと発覚。
マスターカードは2.2%なので、なんと0.6%も違う!
旅行で30000円決済したと仮定すると、手数料は単純計算で180円違うことになります。5万円なら300円違います。
これを高いと見るか低いと見るか。人にもよると思いますが、私は結構違うなと感じました。
ならば、できるだけJCBカードを使いたい。でも、JCBは日本のブランド。VISAやMasterCardに比べて普及率は低いのか?ということで、今回の香港旅で検証してきました。
基本的に支払いはクレジットカードで行うこととし、JCBが使えるお店では優先してイオンゴールドカードを使い、JCB非対応の店ではエポスゴールドカード(VISA)を使うことにしました。そして適宜現金を使用。
その結果。
大きなデパートやショッピングモール、日本人にも有名なレストランなどではJCBカードのマークが貼ってありました。しかし、思ったよりもJCBの認知度は低いなと感じました。JCBカードのマークがないお店も多々ありました。あるお店ではイオンゴールドカードのJCBのマークを見せて『使えるか?』と聞くと、「これはなんのカードだろう?」とでも言うように首を捻られました。そんな店でももちろんVISAやMasterCardは使えます。
日本人観光客があまり来ないような店、地元の人向けの店ではJCBカードはほぼ使えませんでした。
そんな数少ないJCB加盟店の中、手作りクッキー(香港はクッキーが有名)の専門店で缶入りクッキー108香港ドルをイオンゴールドカードを使って購入しました。
実際の請求額は2122円でした。1香港ドル=19.648円という結果になりました。
VISAとJCB間の手数料0.6%の差は、正直ほとんど感じられませんでした。こんな誤差程度の違いなら、使い慣れたエポスゴールドカードを使いたいなぁ。
重慶大厦(チョンキンマンション)の中の両替商で現金両替
香港では超有名なビル、重慶大厦(チョンキンマンション)。ネット上ではこの中の両替商が最もレートがいいとうわさされていました。そこで調べてみると、重慶大厦(チョンキンマンション)の中には数限りないほどたくさんの両替商が入っているらしいのです。そして、レートが店によって違い、入口の店はレートが悪く、奥の店に行くほどレートが良くなるとのこと。
ということは奥の店で両替しよう!と思いますよね。私も思いました。しかしながら、この重慶大厦(チョンキンマンション)、なかなか怪しい雰囲気を醸しているらしいのです。一応ゲストハウスなども入っているらしいのですが、全体的にどこか不穏な空気を放っている模様。
そこで、香港人の友人に聞いてみることにしました。

重慶大厦(チョンキンマンション)で両替しようと思うんだけど、おすすめのお店ある?

重慶大厦(チョンキンマンション)で両替するなら、堅成(KIN SHING)ていうとこが一番おすすめだよ。レートがいいし、店員さんも優しくて丁寧だし、金額をごまかすこともしないよ。
ということで、香港人の友人のおすすめは一択でした。
KIN SHING MONEY EXCHANGE COMPANY LIMITEDという両替屋さん。
店舗番号は87。怪しげな雰囲気の入口から速足で中に入り、一階(香港ではG階)を奥にまっすぐ進んでいくと左手に見えてくるきれいな緑色のお店です。確かにこの店だけ雰囲気がいいような。まわりの店は雑然としていて、ガチャガチャした雰囲気の中、ここだけ小ぎれいな空気を漂わせています。
これは期待できそうだな。
両替前にレートをチェックします。
この日は日本円の購入レートは0.05130でした。
確かにレートがいい。入口付近のお店は0.049くらいでそろえていましたが、この店はレートよし。
窓口は3つあり、一番左の窓口で両替することに。(どれも同じお店の窓口だけど)
店員さんは地元の人なのかな?という雰囲気の中華系の方で、ポロシャツを着て眼鏡をかけていました。柔らかく微笑んで、ハローと言ってくれて感じがいい!日本でいうところの、郵便局員さんみたいな安心感をたたえたスタッフさんでした。店構えだけでなく店員さんまでも小ぎれいな雰囲気です。おかげで安心して両替することができました。
日本円を5万円両替して、2565香港ドルになりました。
1香港ドル=19.493円という計算ですね。
ということは、えっ!?
どのクレジットカードで決済するよりも現金両替のほうがレートがいいというまさかの結果となりました。びっくり!
クレジットカード決済にはメリットはたくさんありますが、一番のメリットは現金両替よりレートがいいことだと信じていた私は、かなりカルチャーショックでした。
【番外編①】香港空港の外貨両替窓口で現金両替
ちらりとのぞきましたが、ネット情報でとてもレートが悪いといううわさを聞いていたので素通り。
レートは確かに悪かったです。チョンキンマンション入口のレートの悪い両替商よりもさらに悪いレートだった気がします。でも安心感はやはり抜群の空港両替。ここで両替している外国人もたくさんいました。わたしはたまたま手持ちの香港ドルがあり、バス代程度は持っていたので空港で両替はしませんでした。
【番外編②】セディナカードで海外キャッシング(ATM)
海外旅がお手の物の人々に人気のセディナカードでの海外キャッシング。手軽かつ良いレートで外貨を引き出すことができ、さらに繰り上げ返済すれば利息を限りなく少なく抑えることが可能です。
これも検討しましたが、香港では(台湾など中華圏を含む)ネット接続の関係で繰り上げ返済ができないらしく、帰国してからの繰り上げ返済となるため迅速な返済が難しいと判断。返済まで日数がかかればかかるほど利息も膨らむので、今回は利用しませんでした。2泊3日などの短期の旅行ならば、帰国してからすぐ繰り上げ返済すれば全く問題ないと思います。
【結論】香港での現金入手のおすすめは重慶大厦(チョンキンマンション)のKIN SHINGで現金両替
ここまでいろいろ比較してきましたが、わたくし小枝的・香港でおすすめの両替方法は、やはり重慶大厦(チョンキンマンション)の両替商堅成(KIN SHING)です。
ここの店員さんは穏やかで誠実そうな雰囲気で、レシートと付き合わせながら紙幣を1枚ずつ数えてくれて、しっかり確認してね~、という優しいほのぼのとした雰囲気でした。そして頼まなくても1000ドル紙幣は入れずに最大500ドル札にして気を利かせてくれて大満足の両替となりました。他の店舗とは全く違う「ちゃんとした」雰囲気で、ぼられそうな空気もなく、安心・信頼できるお店だなーと思いました。さすが現地人のおすすめする店は違うなー。
要注意なのは、日曜定休なのと営業時間がやや短めの9~18時というところでしょうか。
夜遅くや早朝に両替したい場合はほかの方法にしましょう。
【おまけ】香港では現金以外に必須中の必須!オクトパスカードを用意していこう
この初香港旅で、VISAやMasterCardなどのクレジットカード以上に便利&必須だと感じたのが、オクトパスカードです。オクトパスカードは香港版Suicaといったところ。クレジットカードが使えない店、現金しか基本受け取らないよ!というような古くて小さなお店でも、オクトパスカードなら使えるよという所がめちゃくちゃ多かったです。オクトパスカードが使える店は、オレンジ色のオクトパスカードタッチ機械がレジの目立つところにあるのですぐにわかります。これは本当に香港の店のありとあらゆるところにありました。ごくたまーに、オクトパスもだめ、現金オンリーというお店もありましたが、それはごく稀でした。オクトパスカード決済は香港のすみずみにまで浸透しているようでしたね。バスに乗る時以外にも大活躍しましたよ。
物理カードは作る時にデポジットを取られますが、香港に行く人は絶対!絶対に!オクトパスカードを作ってくださいね。きっとその便利さ、万能さに驚くと思います。
香港の両替事情まとめ
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- 香港の両替事情、まとめるとこうなりました。
- 香港においては、JCBカードの使える場所はかなり限られる。
- 高額決済する機会がなければ、JCBカードにこだわらず、普段自分が使っているカード(VISAもしくは MasterCard)を使って決済したほうがいい。
- その方がカードのポイントも効率よく貯まる。買い物の明細も一か所にまとまって見やすい。
- カードのエラー時に備えてサブカードは持っていくが、基本的には一枚に集約してよい。
- クレジットカード決済でも現金両替でも、レートは誤差程度でほぼ変わらない。好きなほうを選ぼう。
- ただし、スターフェリーに乗るつもりならアメックスカードを持っていこう。
- 現金両替するなら、重慶大厦(チョンキンマンション)の両替商「堅成(KIN SHING)」がおすすめ。
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これから香港旅行する方の参考になればうれしいです。
この記事の情報は2025年2月時点でのものです。最新の情報は刻刻と変化しますので、ご自身でも調べてみてくださいね。
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